カロリーやダイエットにまつわる雑学
みなさんこんにちは。
雑学ブログ管理人のたまです。
このブログでは、知っていると話の小ネタになるような雑学をパパっと紹介して行きますので、楽しんで頂けると嬉しいです!
今回は現代人の天敵の一つでもある「カロリー」に関しての雑学です。
「カロリーオフ」や「カロリーライト」など、何かとカロリーを敵対視するような表記をよく見かける現代ですが、一体どんな物なのでしょうか。
カロリーとは
カロリーの語源はラテン語で熱という意味の「calor」。
1gの水を1℃上げるのに必要なエネルギー(熱量)が1calです。
車に燃料が必要なように、人間も体を動かすのにエネルギーを必要とします。
その体を動かすエネルギーとなるのが、まさにカロリーなのです。
しかし、摂取したカロリーが消費したカロリーを上回ると肥満や生活習慣病の原因になり、少なすぎると栄養失調の原因になる可能性がるということで、非常に付き合い方が難しい成分と言えますね。
1日に必要なカロリー摂取量は年齢や性別、活動度合いなどによって変わるため、以下の計算式と表を使って、ご自身に必要な摂取カロリーを計算してみてくださいね!
・基礎代謝量は以下の数式で推定量を算出できます。
男性:(0.0481×体重(kg)+0.0234×身長(cm)-0.0138×年齢(歳)-0.4235)×1,000÷4.186
女性:(0.0481×体重(kg)+0.0234×身長(cm)-0.0138×年齢(歳)-0.9708)×1,000÷4.186
・身体活動レベルは以下の表から。出典:JOYFIT
ダイエット
いつの時代も人々を悩ませる「肥満」。
現代人にとってはほぼセットで語られることの多いワードの「カロリー」と「ダイエット」。
近年だと1970年に発売された歌手の弘田三枝子さんによるダイエット本『絶対やせる ミコのカロリーブック』(出版:集団形星)が大ヒットすることで、当時はまだ馴染みがなかった「カロリー」という概念が世の中に広まります。
そして1977年に室内ランニング器「ルームランナー」が発売されたことを皮切りに、運動をすることでカロリーを消費する「運動系ダイエット」が流行ります。
それらのブームの火付け役となったと言えるのが、1967年イギリスから来日した当時18歳の「ツィッギー」という女性でした。
身長165cmで体重41kgの華奢な体型の彼女は、記者会見で膝上30cmのミニスカートを履きスリムな脚線美を披露。
当時世界的に流行っていたミニスカートは日本人女性をも魅了し、ツィッギーのように美しい足でミニスカートを履くべく、多くの女性がダイエットに励んだと言われています。
さらにそんなダイエットですが、はるか昔の平安時代から行われていたという記録も残っています。
当時の公卿である藤原朝成(あさひら)は息をするのも苦しいほどの肥満体で、医者に診てもらったところ、冬は湯漬け、夏は水漬けでごはんを食べるようアドバイスを受けました。
しかし全く痩せないので、実際に医者の前で食事をすると大量のおかずと大量のご飯を医者のアドバイス通り食べていたのだとか。
この話は笑い話として後世に伝えられていますが、痩せたいという気持ちはいつの時代も共通なんですね。
カロリーゼロ
昨今よく聞く「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」といった言葉たち。
実は健康増進法の栄養表示基準によると、「カロリーオフ」やカロリーに関して「控えめ」や「ダイエット」「ライト」「ロー」「低」と表示される飲み物は、100mlあたり20キロカロリー以下ならOK。
「カロリーゼロ」や「ノンカロリー」など、「無」や「ゼロ」と表示されるものは100mlあたり5キロカロリー未満ならOKと定められています。
ですので、それらの食品は全くカロリーが入っていないというわけではないのですね!
最後に
ダイエットの天敵とも言えるカロリーですが、体に必要な成分でもあるため、完全に摂取を避けるわけではなく、上手に付き合っていく必要がありそうですね!
個人的には医者が藤原朝成にしたアドバイスが謎すぎて笑ってしまいましたが、これも時代なんですかね…
今回の雑学は以上です。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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それではまた次の雑学でお会いしましょう。
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